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会社から地域へ!まるごとギャラリー2021の参加作家の皆さんにインタビュー

アートデザイナー コントオルさん

オンラインでお話を伺いました。

普段はどのような活動をしていますか?

普段はウェブデザインや車のデザインをしています。そのようなデザインの仕事に加えて今回の展覧会のような作品制作活動もやっています。
作品制作は展覧会などの企画にあわせて作品を作ります。企画の雰囲気にあわせてある程度のイメージはもっていきますが、この展覧会のように現場合わせで完成させていくことも多いです。

デザインのお仕事と展覧会での作品制作はどう違いますか?

デザインでは、実用的なところと見た目をお客さんの要望に合わせてどんどん提案して実際の形にしていきます。作品制作は展覧会のテーマや展示の特性にあわせて抽象的なものやインスタレーション的なものを作ります。デザインもアートっぽく、アートもデザインの要素をちょっと取り入れて、もの作りとして別々のカテゴリーを一つにしていくような感覚です。その方が発想の幅が広がると思っています。
僕は自分の作品のカテゴリーがはっきり決まっていません。釣り糸を編んで作品を作ったり、ライトアートの作品を作ったり、その都度アートとデザインの融合を楽しんでやっています。畑の違うことをやるのは刺激になりますね。

今回の作品について教えてください。

今回は鶴見金網(株)さんの廃材を使います。実はこの金網の廃材は何年も前にもらって家に置いてありました。金網の一部分を枠にしてストリングスアート(台に打った釘に糸を張っていくことで模様を作るアート)のように使う方法を思いついたので、今は蜘蛛の巣のイメージで作品を作っています。作品はいつも形を先に考えています。コンセプトは作りながらついてくる感じです。
展示場所である工場地域は人よりも車通りの方が多いです。車で走っていても目につくもの、ちょっと大きめのものを作りたいです。