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岡典明さんと「ミツロウ化石メダルをつくろう!!」ワークショップを開催しました。

8月7日(金)14時30分~16時30分
岡典明さんと「ミツロウ化石メダルをつくろう!!」ワークショップを開催しました。

ワークショップのお申し込みがあった方へは事前に、
「自宅から、化石にしたら面白いと思う掌サイズのものを持ってきてください」
とお願いをして、今日お越しいただきました。みなさんは、洗濯バサミやネジ、貝など持ってきてくれました。

岡さんが用意してきてくださったお宝の山はこちら。これがどうやって化石になるんでしょう???

最初に、材料のミツロウの話を岡さんがしてくれました。
ミツロウは、蜂の巣を作るときに蜂がお尻から出す蝋(ロウ)で、蜂の巣をグツグツ煮て取り出すそうです。ミツロウの板を、順番に皆で回して、触ってみたり、においを嗅いだりしました。
板のミツロウは、固いけど、少しべとべとした感じがして、ほんのり蜂蜜の甘いにおいがしました。

ワークショップスタート!
信楽粘土で、ミツロウメダルの型を作ります。

メダルの形は、〇や四角、ハートマークなどで好きな形に作ります。

好きな形ができたら、持ってきたお宝で、メダルの完成形をイメージしながら スタンプみたいに信楽の型に押し付けます。スタンプみたいに押し付けるから、持ってきたお宝はメダルの中に入ってしまうわけではないのですね。

うーん、あっという間にできてしまいました。かなり簡単!これで良いのかな?

皆の型ができたので、ベランダに出て、鍋に入れたミツロウをガスコンロで溶かして型に流し入れます。
この時のミツロウは透明になっていて、かなりの高温。

皆、火傷に注意しながら型に流し入れます。

ミツロウが冷めるのを待ちます。固まると、乳白色になってきます。まだまだ熱く、なかなか冷めない・・・その間、うちわであおいだり、どんなメダルにしたか、秘密のメモを書きました。(岡さんしかそのメモの内容を知りません~何を書いたのでしょう、みなさん)

まだほんのり温かいけれど、ミツロウが冷めて固まったら、信楽粘土から、化石メダルを取り出します。

水を入れたボウルに、あらかた粘土が取れた化石メダルを入れて、隙間に入ってしまった粘土を取り除くために歯ブラシでゴシゴシと洗い流します。
まさに化石を発掘している作業の風景。意外と細かいところが取り切れず、悪戦苦闘。

納得のいくところまで粘土が取れたら、メダルを下げるために不織布のストラップを取り付けて完成です。

やっと完成!
甘い香りで、思わずかじりたくなってしまうミツロウ化石メダルでした。

岡さんのワークショップは、観察して、触ってみて、においをかいで、、、と、体で感じるワークショップでした。とくに触覚をよく使いました!粘土の感触や、ミツロウの熱

実は9月末からの展覧会会期中に、今日のみなさんの作品を飾ろうと企画していたのですが、参加の皆さんは全員作品を持ち帰ってしまいました!!(予想はしていましたが 笑) 子どもたちの作品とのコラボレーションはできないまでも、今日スタッフが一緒に作った化石メダルを飾ってもらえるのかどうなのか!?岡さんの展示プランの行方は?と、気になるところです。

ご参加の皆様、ありがとうございました。
次回は少し先になりますが、10月24日(土)のカメラマンのマッキーさんのワークショップです!ぜひご参加のお申し込みをお待ちしております。